相模経済新聞(4月10日付)に当社が記事掲載されました。
2012年4月10日
河本総合防災 気仙沼名産のフカヒレスープ等開発
現地企業とコラボ 非常用の保存食で4品
相模原市の(株)河本総合防災(中央区鹿沼台2-1-3、河本俊二社長)は宮城県気仙沼市を本拠地に水産や観光事業を展開する(株)阿部長商店(阿部泰浩社長)と提携し、気仙沼名産のフカヒレを使ったスープなど4品の非常用保存食を開発し、4月から出荷を始めた。
鯖みそ煮やさんまの生姜煮
従来乾パンと水などが、主体だった防災食だが、消費期限を迎えた際の用途が限られるため、現在は市販の菓子やレトルト食品などを長期保存化した「常災兼備」の食品が注目を集めている。
期限が来た場合もおいしく消費でき、非常時利用では慣れ親しんだ食品を食べることで心の安定につながる効果もあるという。
今回の4品も大震災の経験を踏まえて「おいしい」「温かい」を重視して昨年秋から開発に取り組んだもので、阿部長商店の技術とノウハウを生かして気仙沼の工場で製造、5年保存のレトルト食品として製品化した。
2月2日から3日にかけ横浜で開催された第16回震災対策技術展でも4000人分の試食を提供し好評を得て、事前注文も順調。
今後は同社の提携企業を中心に拡販を行うが、被災地企業の製品という背景もあり、ホームセンター防災グッズコーナー向けの引き合いや、ネット販売でも関心が高いという。常務の河本伊久雄氏は「防災とともに被災地の雇用にも役に立てれば」と話している。
4品は次のとおり。
①「ふかひれ広東風スープ」200グラム20袋入り1万4700円、800グラム10袋入り2万1000円
②「広東風中華スープ」200グラム20袋入り1万2600円、800グラム10袋入り1万9950円
③「鯖みそ煮」130グラム20袋入り1万1150円
④「さんま生姜煮」120グラム20袋入り1万1150円。
なお、同社は同製品売上金の一部を被災地に寄附する。